4,謝罪文を書くタイミング

 

謝罪文はどのタイミングで書くべき?どんな場合で書くべき?というご質問にお答えします。

 

求められるまで、謝罪文を書かない方がいいの?

「求められるまで、謝罪はしない方がいい。謝罪されたくない人もいるので逆効果」というサイトもあります。

本当に謝罪されたくない人はいるのでしょうか?

確かに、不倫相手の顔なんか見たくない、謝罪されても許せない、という方は珍しくありません。では、謝罪しないことが正解なのでしょうか?

違いますよね。謝罪したら許されるわけではないが、謝罪することが当たり前、謝罪した方がマシ、というのが現実だと思います。

そもそも、謝罪は効果を期待してするものではありません。許されるなら謝罪するけれど、許されないなら謝罪しない、なんて非常識ですよね。効果、逆効果、と考える時点でズレています。同じく、謝罪は求められてするものではありません。謝れと言われたから謝りました、では小学生以下です。

 

 

謝罪のタイミング

基本的には、なるべく早く謝罪した方がいいでしょう。ただ、弁護士さんに依頼する場合などは、弁護士さんの指示に従うのが一番だと思います。簡単に、当事務所に依頼が多いタイミングをご紹介します。

 

奥様から謝罪文を求められている

奥様から謝罪文や反省文を書いて欲しい、と連絡があった場合。求められている場合は、無視しない方が良いでしょう。

 

奥様から連絡が来て、すぐ

奥様から直接、または浮気相手の携帯電話やLINEから、「妻です」などの連絡きた場合。まだ慰謝料や謝罪を求められていないが、すぐに真摯に謝罪したい。

 

奥様から会いたいと言われた

奥様から会って話がしたい、と言われた場合。会って話すのは怖いので、先に謝罪文を送りたい。結果、会わなくて済むことも。

 

慰謝料を満額払うとき

慰謝料を請求されて、支払うことにした。でも、お金だけでなく、謝罪の気持ちも伝えたいという場合。

 

弁護士さんに薦められた

すでに弁護士さんに依頼していて、ちゃんと謝罪文を書いた方がいいとアドバイスされた場合。相手の方が感情的になっているときなどで多いようです。

 

 

謝罪がおすすめのケース

こんな場合は謝罪した方がいいと思います。私見です。

 

肉体関係がない場合

肉体関係がない場合でも、慰謝料が認められた裁判例があります。詳しくは、「プラトニック不倫 裁判例」で検索してみてください。ただ、一般的には、肉体関係がない場合の慰謝料請求は難しい、と考えられています。つまり、大事になる前に、しっかり謝罪した方が、あとで面倒が少ないと思います。

 

探偵に依頼され、すでに証拠がたくさんありそうな場合

他のページに書いていますが、謝罪の一番のデメリットは不倫の証拠になることです。逆に考えると、探偵に依頼された、すでに認めているなど、がっつり証拠がある場合は、謝罪するデメリットはほぼないはずです。謝罪をオススメします。

 

浮気相手がすべて認めている場合

上記と同じです。言い逃れができない状況であれば、謝罪するデメリットはないと思います。

 

相手から求められている場合

浮気相手の奥様やご主人から求められた場合に、無視することはオススメできません。謝罪するか、弁護士さんに依頼した方がいいと思います。

 

満額の慰謝料を払う場合

請求された通りの慰謝料を支払う場合、すでに不倫を認めているので、謝罪するデメリットはないと思います。慰謝料を払うので、謝罪文を書く必要はないかもしれません。しかし、金で解決された!とあとから文句を言い出す人もいます。トラブルを避けるためにも、慰謝料の支払いとともに、謝罪文を添える方もいます。

 

ダブル不倫の場合(4人が知っている)

ダブル不倫で、双方の夫婦4人共、不倫の事実を知っていている場合、慰謝料が請求されないことがあります。それは、お互いに請求しても、家計としては意味がないためです。逆に言うと、お金では解決できないので、感情的な話になることがあります。その結果、1年や2年後に離婚に至り、配偶者ではなく、あなたに慰謝料を請求されるかもしれません。しっかり謝罪することで後のトラブルを予防することも大切です。

 

ダブル不倫の場合(3人が知っている)

ダブル不倫が浮気相手のご主人にバレて、まだ自分の妻にはバレていない、ということがあります。その場合、妻にバレないように慰謝料を払うかもしれません。しかし、払ったあとにも、妻にバラされる不安が残ります。しっかり謝罪することで、そうしたリスクが減らせることもあります。

 

 

謝罪文を書かない方がいい場合

弁護士に依頼して減額する予定の場合

最初から弁護士さんに依頼する予定の場合、弁護士さんの指示に従った方がいいと思います。特に、親や家族、会社にバレても困らない、という方などです。

 

謝罪の気持ちがない場合

そもそも悪いと思っていない、という人もいます。そうした場合は、書いても逆効果だと思います。

 

 

浮気相手に連絡するのは危険

謝罪文を書く前に、浮気相手の奥様やご主人が、どこまで知っているのか、気になると思います。余計なことは書きたくないためです。

しかし、だからと言って、浮気相手に連絡するのは危険です。当たり前ですが、連絡したことがバレたら奥様やご主人はとても怒ります。

社内で周りに人に絶対にバレない場合などはまだセーフかもしれませんが、メールやLINEはとても危ないでしょう。正直に書くか、事実関係については当たり障りのない内容にするのが無難でしょう。

 

 

謝罪文の渡し方

奥様やご主人の住所を知らない、連絡先が分からない、という相談も多々あります。また、もう連絡しない(関わらない)ように言われた、などもよくあります。

謝罪の手紙を渡す方法については、それぞれで大きく異なるので、一概には言えません。無理に渡すこともオススメできません。迷った場合は、お近くの専門家にご相談されることをオススメします。

 

 

謝罪は電話でもいいか?

奥様の住所を知らないので、電話で謝罪したい、という方も多くいます。

電話だと、会って話す場合と同じで、答えにくい質問をされる可能性があります。基本的には、あまりオススメできません。

もし、電話で謝罪するのであれば、しっかり伝えるべき文章を用意しておくことをオススメします。当事務所の謝罪文作成サポートは、電話で伝える場合でも有効です。

 

 

お金の問題だけなのか?

コラムです。

あるサイトでは、不倫の問題は結局、慰謝料の金額の問題でしかないので、謝罪しても、しなくても、どちらでもいい。むしろ、余計なトラブルを招くので、書かない方がいい。書くなら示談書を取り交わすとき(※1)でいい。と書かれています。

確かに、謝罪文を書く義務はありません。不倫を認める証拠になるかもしれません。余計なトラブルを招くリスクがゼロだとも思いません。でも、それはすべて不倫した側の都合ですよね。悪いことをしたら謝る、ということが、そんなに迷うことでしょうか。本当にお金だけの問題なのでしょうか。浮気された側の気持ちは考えなくていいのでしょうか。

正直、そうしたサイトの考えは理解できません。もちろん、不安を煽って、うちに依頼してください、という意味ではありません。無理に謝罪文を書く必要はありません。単純に理解できないだけです。ご自身の良心に従って行動されることをオススメします。

※1 慰謝料を請求されない限りは謝罪しない、ということになりますが…

 

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