慰謝料請求が脅迫にならないように。弁護士さんでも処分されます

不倫の慰謝料に関して検索すると、まとめサイト(2ちゃんねるや5ちゃんねるに書かれた内容をまとめたサイト)の内容がヒットします。ただ、実際にこれをやってしまうと、弁護士さんでも処分されてしまう可能性があります。

 

まとめサイトでよくあるケース1

妻が不倫していることに気づき、探偵に依頼することにした。探偵と弁護士と一緒に妻を尾行し、妻と不倫男がラブホテルから出てきたところを強襲し、そのままファミレスに全員で移動。不倫を認めさせ、二人で500万円を払うという書類にここでサインしないと、すぐに法的手続きをとるぞと脅し、その場で500万円を払うという合意書にそれぞれ署名押印させた。

まとめサイトでよくあるケース2

妻が子供の担任と不倫していた。不倫男(間男)に制裁を加えようと、相手の住所は知っていたが、あえて携帯電話や学校に電話した。そして500万円を請求した。払わないなら「教育委員会に言ってもいいんですよ」と伝えたら、素直に払った。

 

実際にやってはいけない

実際にこれを弁護士さんがやってしまうと、懲戒といって弁護士会から処分を受けてしまう可能性があります。

例えばケース1の場合、やはり不倫の慰謝料が500万円というのは高すぎるようです。そして、相手が弁護士さんに相談する時間を与えず、強引にその場で500万円もの慰謝料を払うという合意書にサインさせたことは、公正さに欠けているそうです。

ケース2も同様で、500万円は法外です。また、職場に電話したり、会社に言うぞ、と脅しのような発言(実際に直接は言わないと思うが)も問題です。「人事等に関する権限を有する機関への通告を検討していることを伝えて畏怖困惑させ」ることは問題があります。

共通する点として「相当な慰謝料額よりも高い賠償金を支払わせようとした」ことが問題です。簡単に言うと、やはり高すぎる慰謝料を請求することはよろしくない、ということです。

 

ネットの情報を信じ過ぎない

もちろん、これらは法律のプロが行うと処分されるだけで、一般の方が同じことをしても逮捕されるとは限りません。ただ、やはりあとで不利になるようなことはしない方が賢明です。インターネットの体験談は真偽が不明です。もちろん、すべて嘘だとは思いませんが、実際に行動に起こすと大変なことになるかもしれません。

やはり不貞の慰謝料は妥当な金額を、妥当な方法で請求することが一番だと思います。インターネットで検索するより、お近くの専門家にご相談されることがオススメです。