3,直接会って謝罪すべきか

 

不倫の謝罪文作成のご相談で、『手紙より、会って謝罪した方がいいですか?』と聞かれることがあります。もちろん、相手の方がそれを望んでいるのであれば、止めませんが、あまりオススメも出来ません。『謝罪された側』の意見から、その理由を、ご紹介します。

 

 

直接、謝罪したらどうなる?

もし、不倫相手の配偶者と二人で、もしくは、不倫相手を含めて3人で話し合った場合、どうなるでしょうか?

『…分かった。反省したみたいだから、許してあげる!』なんて結末には、絶対になりません。そもそも、謝っても許して貰えることはほぼありません

 

 

不倫相手と1秒でも一緒にいたくない

通常、不倫された側は、不倫相手と会いたくはありません。(罵倒するつもりで呼び出す場合は別ですが)

不倫相手なんかと話すことはありませんし、言い訳も聞きたくありません。そもそも、不倫相手なんかと、同じ場所に1秒でもいなくない、という方が多いようです。自己満足の謝罪のために、相手の家に押しかけるなどは、注意が必要です。

 

 

ゴールが見えない。許されることはない

想像してみてください。仮に、直接会って、謝罪して、そのあとはどうなるでしょうか?相手の方がその場で許してくれるのか、許してもらうまで謝罪を続けるのか…。もちろん、そんな都合のよい結果にはならないでしょう。相手の方はもうどうでもいい…と思っていても、そこで『もう許す』と言ってくれるほど親切な人はいません。とっても嫌な雰囲気になって、された側が席を立つ、ということが多いようです。ただ謝罪したい、というのは、自己満足かもしれません。

 

 

嘘が露呈しやすい

謝罪された側の意見では『知りたくないことまで聞いてしまった』という声も多いようです。夫(妻)の言うことが信じられない状況で、不倫相手の言うことも、もちろん信じられません。その中で、二人の主張がちょっとでも違うと、『どういうこと?』と厳しい追求をしてしまいます。どちらが嘘をついているのかは別として、余計に不信感が増えます。

ちなみに、不倫された側は、真実が知りたいわけではありません。知りたくもありません。ただ、『正直に言いなさいよ!』と言わざるを得ないのです。そして新たな事実を知っては、夫や妻に失望するのです…。

 

 

答えようのない質問をされる

『こっちは必死で育児して、それでも夫のために料理や家事をしてたのに、あんたのせいで、家庭がめちゃくちゃになった。どう責任をとるの?』『もし離婚になったら、あなた子供たちの責任とれるの?子供たちから父親を奪うってことなのよ!』など、正直、どうしようもないことを言われてしまうこともあります。どう答えますか?

どう答えても相手は納得しないし、そもそも答えなんてありませんよね。もちろん、それは言っている本人も内心では理解しているのですが、言わずにはいられないのです。こうしたことを言った本人も自己嫌悪してしまう、ということをよく聞きます。

 

 

追求がすごい

基本的に、相手の奥さまやご主人に、聞かれていないことまでベラベラ喋る人はいないと思います。言いにくいこと、知らない方がいいこともあると思います。でも、聞かれたらどうしましょう?嘘をつくわけにもいかないので、答えるしかないですね。

『旅行に行ったらしいけど、どうやって行ったの?』『…ご主人の車で一緒に行きました』なんて答えた日には、その車を買い替えることになるかもしれません(実際にあります)

不倫相手が乗った車の助手席なんて、死んでも乗りたくないですよね。

『知らない方がよいことを聞かれる』 ⇒ 『正直に答える』 ⇒ 『余計にショックを受ける』の負の連鎖になります。

 

 

土下座はパフォーマンスにしか感じない

たまに、『土下座でもなんでもします!』みたいな人がいます。あるサイトの記事では、約4割以上の人が、『土下座をされても、本気の謝罪とは受け取らない』と回答したそうです。

『土下座したら許されると思っているのがムカつく』『根本的な解決にはなっていない』などの意見をよく聞きます。”軽い土下座”は逆効果かもしれませんので、注意が必要です。

 

 

結局、逆ギレになることも

これはレアケースかもしれません。『結局、金が欲しいんでしょ?』『だから謝ってますよね?』『じゃあ、どうして欲しいんですか?』『私だけが悪いんですか?』『ご主人に聞いたらどうですか?』など、逆ギレする人も一定数います。これまでの説明にも共通しますが、結局、許されるというゴールはほぼ存在しないので、謝罪すべき側が先に、嫌になっちゃうこともあるようです。

 

 

無理なことを断りにくい

『反省しているなら、親も一緒に頭を下げにきてください』『本当に悪いと思っているなら、会社辞めてよ』なんて言われたら、どうしましょう?もちろん、親や会社は(普通は)関係ないので、そんなことをする義務はありません。でも、その場で、『親は関係ないですよね?』と正当な主張をしたところで、本来の目的とは逆の結果になることは明白です。相手も冷静ではないので、こんな話し合いになることも珍しくありません。

 

 

泣きたいのはこっちだ

本当に後悔している女性に多いパターン。謝罪しているうちに、泣いてしまう方がいるそうです。謝罪されている側からしたら、『泣きたいのはこっちだよ!!』『泣いたら許されると思ってんの?』『自分が被害者だと思ってるの?』と感じるそうです。泣いてしまう気持ちは分からないでもないですが…。

 

 

泣かないのもダメ

『謝罪されたんですけど、涙も流さず、とても冷静で…。私は頭の中がぐちゃぐちゃで、言いたいことも言えなかったのに…。』『とても冷静で、きっと、あの人は不倫が初めてじゃないと思います。あの人は不倫のプロです。全然反省してませんでした』と言うひともいます。

確かに、こうした場で、”ものすごく落ち着いている”というのも、相手からしたら、ムカつくものです。ぜんぜん、気持ちが伝わってきません。

ちなみに、これは手紙(謝罪文)に共通することで、冷静過ぎる=堅すぎる文章でも、軽過ぎる=カジュアル過ぎる文章でもダメなのです。適度に取り乱していて、かつ、丁寧に表現する、というのがポイントなのです。

 

これまで、謝罪された側の感想から、謝罪の注意事項をご説明しました。ざっくり書くと、不倫された側は、『なにをされてもムカつくし、許せない』ということです。

しかし、だからと言って謝罪しなければ、もっともっと怒りを買います。こうした理由から、『これ以上、怒らせずに、しっかり謝罪の気持ちを伝える』という点で、手書きの謝罪文(手紙)をお送りするのが、一番かと思います。

 

 

すでに呼び出されている場合は?

浮気相手の奥様やご主人から、会って話したい、と連絡が来た場合はどうしましょう?

多くの場合、断れないので、会う人が多いようです。そして、上記のように、さらに嫌な気持ちにさせます。

個人的には、まずは謝罪の手紙を渡すことをオススメします。会いたい目的は、あなたに謝罪を求めているからです。もし、お金だけの問題なら、内容証明や慰謝料請求書が届くはずです。

実際、誠意ある謝罪文を送ったことで、会わずに済んだこともあります。

 

 

コラム:不倫相手はまったく役に立たない

ちなみに、浮気された奥さん、浮気したご主人、浮気した独身女性、の当事者3人で話し合うことがあります。個人的な意見ですが、これは最悪です。

浮気したご主人は、『彼女が悪い!』or『彼女は悪くない!』と、なにを言っても、奥さんは幻滅します。女性は不利になります。ただ、黙って下を向いているしかありません。しかし、その態度すら、ムカつくのです。

自分の夫と、不倫相手の女性が一緒の空間にいると、いろいろ想像したり、思い出したり…。二人が揃って謝罪をすれば、『お前ら仲いいな!』と笑いたくなるそうです。

 

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