浮気相手の奥さんへの謝罪文の例、サンプル

よくある浮気相手の奥様に対する謝罪文のサンプル、例文はこんな感じだと思います。

 

謝罪文のサンプル

+++ テキスト +++

この度、奥様に対して大変なご迷惑(とご心労)をお掛けしたことを深く反省し、お詫び申し上げます。誠に(大変)申し訳ございませんでした。私の軽率な行為により、○様ご夫妻が、夫婦関係が危機にあることを知り、私のしてしまったことの愚かさと責任の重さに悔いています。ご連絡いただいた通り、○氏と交際していた事実を認めます。今後一切、○氏と連絡しません。(○様にご迷惑をお掛けしてしまった事を誠心誠意、謝罪すると共に、○様の受けた精神的負担等に対して、慰謝料○円をお支払いします。)何卒、今回限り、お許しください。(心より深くお詫び申し上げます)この度は本当に申し訳ございませんでした。

 

なにも伝わらない

これを読んで、反省の気持ちは伝わってきますか…?

正直、形式的に謝罪を述べているだけで、まったく反省の気持ちは伝わりません。これを受け取った奥様から「ネットの同じようなサンプルがあった」と言われることが多々あります。浮気された側も「不倫 謝罪文」と検索しています。ネットの丸写しなんだな、としか感じません。謝罪どころか、侮辱だと感じるひともいます。

 

ダメなポイント

この謝罪文のダメなポイントを簡単に指摘します。

なにに対して謝罪しているの?

不倫を認めていない。なにをどう迷惑を与えたと考えているのか。

具体的なことがなにも書いていない

具体的にどういう関係だったのか。あなたがなにをしたのか。交際というワードはダメ。

連絡しません、は当たり前

連絡しません、会いません、は当たり前。それで許されると思うのか。それを誰が信じられるのか。許してください、も禁句。

責任をどう取るかまったく書いていない

慰謝料についてなにも書いていないことが多いが、なぜか。謝って終わりなのか。それは謝罪と言えるのか。慰謝料以外でも、具体的にどう責任を取る考えなのか。

とにかく短い

ネットのサンプルをコピペしたと、すぐに分かるし、まったく誠意がない。

反省の気持ちがまったく感じられない

この例文からは、ご自身がどれだけ反省しているかは伝わりません。

 

謝罪文を勘違いしている?

謝罪文の目的は、『ごめんなさい』を伝えることではありません。正直、不倫した人から謝罪されても、ほとんど意味はありません。別に謝罪されても許せるものではないためです。どれだけ深く反省していて、これから夫や妻とどうする考えがあって、これからどう責任を取るか、を伝える必要があるのです。反省文という言葉でイメージした方がいいかもしれません。

 

謝罪文の8つのポイント

自分で謝罪文を書くときに最低限、守りたいポイントをご紹介します。

申し訳ございませんでした、だけでは意味がない

謝罪の手紙は「申し訳ございませんでした。反省してます。もう彼とは会いません」だけでは意味がありません。謝罪の手紙のほとんどが、5分くらいで書けるような薄っぺらい内容です。これでは本当に謝罪する気持ちがあるの?と逆効果になることもあります。

すべて正直に書けば良いわけではない

『私はぜんぜん、○○さんには興味がなかったのですが、上司である○○さんが仕事の相談だと言って居酒屋に誘ってきて…』や『○○さんは離婚して私と再婚したいと…』のような話は、たとえ真実であっても謝罪文には書かない方が賢明でしょう。不倫された側はどこに怒りをぶつけていいか分からないのです。

略奪する気はなかったと明確に

あなたがどう思っているかは別として、不倫された側は『夫(妻)を奪うつもり?』と疑ってしまいます。謝罪文の中でしっかり、『離婚は望んでいなかった』ことを伝えましょう。

相手が欲しいのは、今後の安心

謝罪だけでは安心できません。不倫された側は『もう二度と夫(妻)とは会わない、連絡を取らない』という約束をして欲しいのです。今後が不安なのです。より具体的に書くこと、約束を破った場合のペナルティ(違約金)が重要です。

どう責任を取るのか

謝罪して、もう会わないと約束すれば許されるわけではありません。具体的な行動が必要です。仕事を辞めるのか、引っ越すのか、慰謝料を払うのか、今後の行動が必要です。

約束だけでは信用できない

浮気された立場で考えると、あなたにまったく信用はありません。そんなあなたが、二度とご主人と会いません、と書いたところで、まったく信じられません。念書や誓約書という形で、約束を形に残して同封することが理想的です。

一生懸命、気持ちを書く

言葉使いや丁寧な日本語は重要ではありません。『誠に申し訳ございませんでした』でも『大変申し訳ありませんでした』でも、そんなのはどっちでも良いのです。最も重要なことは、あなたが死ぬほど後悔していて、二度と不倫しない(その人に関わらない)と心の底から考えていて、奥様を見下すこともなく、略奪する気持ちも毛頭ない、という、という想いを伝えることなのです。

不倫以外に対する謝罪が重要

離婚や別居に対する謝罪、相手のお子様に対する謝罪、謝罪が遅れたことに対する謝罪、奥様からの連絡を無視したことに対する謝罪、など、自分の状況に合わせて、謝罪すべきことを追記しましょう。単に不倫に対してだけ書いても、なにも反省していないと思われます。

 

念書や誓約書

謝罪文に誓約書を同封することもオススメです。「浮気 誓約書」や「浮気 念書」で検索するといろいろとヒットすると思います。

念書や誓約書で最も重要なことは『その約束を破ったときにどうなるのか』ということです。単にもう不倫しません、連絡しません、と書いたところで、その約束を破ってもなにもデメリットはないですよね。それでは相手も納得できません。約束を破ったら違約金を支払うのか、仕事を辞めるのか、いろいろあると思いますが、それを具体的に書かなければ、手紙に書くことと大差ありません。

 

ネットのコピーは絶対にダメ

繰り返しになりますが、インターネット上のサンプルを真似るのはダメです。いくつかをミックスしても、読めばすぐに分かります。

どんなに日本語が間違っていても、どんなに誤字脱字があろうとも、仮に失礼な表現だとしても、ご自身で一生懸命に考え、悩み、書くことをオススメします。その方が、絶対に反省の気持ちが伝わります。謝罪の手紙は文学でもレポートでもありません。大事なことは正しい文章であるかよりも、どれだけ悪かったと思っているかを伝えることです。

ネットのサンプルは日本語としては正しいかもしれませんが、まったく反省が感じられません。「拝啓」も「謹啓」も「前略」も、その言葉に反省の気持ちはなにも含まれていません。一度、浮気された人の立場になって、そうしたサンプルを読んでみることをオススメします。ただ形式的に謝罪が書いてあるだけで、反省の気持ちなどまったく感じられません。

 

どうしてダメな例文が多いか?

それは、不倫が100件あれば、100件それぞれまったく違う内容だからです。サンプルや例文では、それらがまったく考慮されていないため、短く、気持ちのまったく伝わらない内容になってしまいます。

例えば

・相手のご夫婦が離婚するのか、子どもがいるのか

・職場が同じであれば、これからどうするのか

・自分が既婚者なのか、どういう立場なのか

・はじめての不倫発覚なのか、どのくらいの回数や期間なのか

・肉体関係以外で相手が怒っていることはなにか

など、少し考えるだけで、ぜんぜん違う内容の謝罪文になることがご理解いただけると思います。サンプルの謝罪文だと、離婚してもしなくても、1回だけの不倫も20年間の不倫も同じ内容になってしまいます。そんなバカな話はありませんよね。

 

ダメな謝罪文の例

これまで、浮気された方の立場で、たくさんの謝罪文を読んできました。余計に怒らせてしまう、ダメ謝罪文の特徴と、受け取った方の声をご紹介します。すべて、実際に書かれていた内容です。

なぜか上から目線

『もう二度と会わないので安心してください』『もうご主人に連絡させないでください』など、なぜか偉そう。特に女性が多い。受け取った側は、「そもそも、不倫を許可した覚えはありません!」と感じる。

余計なお世話

『どうか、幸せになってください』『私がすべて悪いので、彼を許してあげてください』『彼は家庭に居場所がないそうなので、優しくしてあげてください』など。受け取った側は「あんたに心配される覚えはない!」と感じます。

離婚しないでください

『どうか離婚しないでください』など。あなたに心配される筋合いはない。そう言われると、余計に離婚したくなる。離婚したら、慰謝料が高額になるから、それを心配しているだけでしょう?

慇懃無礼

『私の不徳の致すところであり、謹んで陳謝申し上げます』など。さっきまで敬語もつかえなかったのに無駄に難しい表現を使う人がいる。ネットで調べてコピペしたんだなぁ~と感じる。自分の言葉とかけ離れていることが多い。

抽象的過ぎる

『本当に本当に申し訳ない、心より反省している』と謝罪はたくさん書いてあっても、なにに対しての謝罪かはまったく書かれていない。具体的には不倫を認める内容を書いていない。受け取った側は「不倫を認めると証拠を残すことになるので認めたくないんだなぁ。結局、自分の保身のことしか考えていないんだな」と感じる。

私は悪くない感がすごい

『ご主人から誘われて、私は本当は嫌だったんですけど上司の誘いは断れなくて仕方なく~』みたいな内容。こういう人に限ってラブラブなLINEが残っていたりする。あと『彼が別れてくれなかった』のような内容。奥さんのプライドを傷つけるばかりか、挑発レベル。

言い訳が多い

『仕事で疲れていて、家にも居場所がなく、酔っていて~』 多少の理由は書いてもいいと思うが、「だからなに?理由があったら不倫していいの?」と思われる。あなたの事情は、被害者には関係ない。

そんな男、捨ててあげる

『彼は酔うと暴力的で、来ないでと言っても来るし、本当に辛かったです』など。「いや、その男の妻である私をバカにしているの?」と感じる。表現は別として「そんな男、要りません」というニュアンスはよくある。

許して欲しい

『心よりお詫びいたしますので、どうか、お許しください』 まず、不倫相手が許されることは、一生ないと思ってください。許す理由も必要もありません。また、”許す”がなにを指すのか謎。慰謝料を請求しないでね、ということなのか。

知りたくないことを書かれる

『彼から、離婚して私と再婚したいと言われましたが、私はお断りしました』など。本当なのかもしれないけれど、奥さんの立場からすれば聞きたくなかったこと。再構築しようとしてたのに、離婚に至り、その女性への慰謝料も倍増したケースも。

知りたくないことを書かれる2

『私が不倫したのは悪かったです。でも、あなたのご主人は他の女にも手を出していたし、私だけが悪いわけじゃない』みたいな。それを奥さんに伝えてどうしたいのか。よくある。

なぜか男性を褒める

『彼は奥さんと子供をとても大切にしていて、私と一緒のときも、子供さんの自慢をしていました』みたいな。仮にそうであっても、不倫相手から聞きたくはない。しかも、どんな良い事でも、『不倫中に』という時点で、すべてマイナスにしかならない。彼は私より家族が大事なんですよーと伝えたいのだろうけど、それは旦那が言うことであって不倫相手に言われることではない。

美しい思い出を語りだす

『ご主人は職場の先輩で、とても優しく指導してくれて、私のミスをかばってくれて、頼りになって、励ましてくれて、好きになっちゃいました』みたいな。「あんたらがお花畑にいる間、こっちは家事と育児と仕事で倒れそうだったんだよ!」と言いたいそうです。

謙遜する箇所がおかしい

『彼から些細なプレゼントを貰いました』みたいな。あげた方なら分かるけど、貰った方が使う言葉ではない。

めっちゃ共感してくる

『同じ女性として、裏切られて悲しい気持ちはとても理解できます』みたいな。「いや!不倫する人間と一緒にしないで欲しい!私は不倫しないから!」と感じる。多い。

具体的過ぎる

『彼とは去年のクリスマスに○○ホテルに泊まり、ティ○ァニーのネックレスを貰いました』みたいな。「クリスマスは仕事だと聞いていたし、そのホテルは結婚前に二人で泊まったホテルだし、私もティ○ァニーのネックレスを貰ったことがある。せっかく良い思い出だったのに…」と悲しいことになることがあります。全体的にどこまで具体的に書くのかは難しいところ。

とにかく短い

1ページに収まるような、短い手紙。5分で書けそう。受け取った方は、『は?本当に反省してるの?これで謝罪したつもり?』と感じます。

…と、他にもたくさんありますが、キリがないので、この辺で。本人は真剣に書いているつもりでも冗談みたいな内容は珍しくありません。それぐらい、不倫の謝罪文を書くことは難しいのでしょう。

※女性が書いた謝罪文を例にしましたが、男性も似たよう感じです。

 

有名人の不倫から学ぶこと

近年、有名人の不倫のニュースが非常に多く報じられています。その中で、謝罪に失敗し、大変なことになってしまう方も珍しくありません。失敗の多くは、「嘘をつくこと」ですが、それ以外にも、本当に些細な一言が大きな問題になることもあります。

例えば、ある議員の釈明では「お騒がせして申し訳ございません」という発言が批判されました。不倫したことが問題であって、報道されることが問題なのではありません。「不倫してすみません」だろ、と。

2020年1月に報じられた不倫の話題では、不倫した側の発表した謝罪で「苦しんでいる」と表現したことが批判されました。一番苦しんでいるのは不倫された奥様で、不倫した側が苦しんでいるというは違うだろうと。

こうした発表はおそらく、立派な大人が複数人で考えたものだと思います。それでも批判される内容になってしまいます。これは一般の方でも同じです。本当に些細な一言で相手の方を怒らせてしまうことは珍しくありません。気持ちを正直に書けば許されるわけではないのです。

 

謝罪文のマナー、よくある質問

不倫の謝罪文を書く上で、よくある質問をまとめてみました。(あくまでも当事務所の考えです)

手紙は縦書き?横書き?

どちらでも良いと思います。問題は中身です。よほど普段から縦書きで書く習慣がある方以外は、横書きでいいと思います。

手書きの方がいい?

手紙で書くのであれば、手書きがオススメです。しかし、住所が分からないことがほとんどです。そうした場合は、まずはメールやLINEで謝罪することも大切です。住所が分からないから謝罪しなかった、とあとで言っても手遅れです。

前略、冠省は必要?

これも使い慣れていなければ、書かなくていいと思います。書いてあるケースでは、だいたいネットのサンプルと同じ内容のことが多いので、逆効果なこともあります。

最低限、書くことは?

氏名、住所、日付は書いた方がいいでしょう。

タイトルって必要?

どちらでもいいと思います。謝罪文、反省文、とデカデカと書いてありながら、まったく事実に触れず、タイトルと中身が合っていないケースが多々あります。

相手をどう呼べばいい?

手紙の中で「○○様には大変な~」と書くことがあります。このとき、奥様、佐藤様、佐藤花子様、花子様、花子さん、など、どう呼べば(書けば)いいのか悩むことがあります。その方とご自身が面識があるか、その方が離婚するのか、などによります。離婚が決まっていて、奥様と書くのは微妙です。

便箋はなにがいい?

普通の便箋であれば、なんでもいいと思います。キャラクターものは避けてください。

アドバイスはある?

書いた手紙は、送る前にコピーを取っておくことをオススメします。あとで、弁護士さんにこんな内容を書いて送っています、と説明することがあるためです。また、郵便で送る場合は、事前に御本人に確認が必要な場合もあります。例えば、奥様があなたに連絡していることを、浮気した夫には秘密にしている場合などです。他にも、子どもに知られたくない、という可能性もあります。

 

まとめ

浮気相手の奥様に対する謝罪文の難しさをご紹介しました。

謝罪することのメリットなどは「浮気や不倫の謝罪文の書き方」をご覧くださいね。