1、不倫の慰謝料を支払う義務はあるの?

不倫の慰謝料を請求される条件は大きく、

・肉体関係があったこと

・相手が既婚者だと知っていたこと

・相手の夫婦関係が破綻していなかったこと

の3点をすべて満たしていることです。(例外はいっぱいあり)

まずは、慰謝料を支払う義務があるかどうかを知りましょう。

肉体関係がなくても、支払い義務はあるかも!?

『ホテルに泊まったけれど、なにもしていない』など、本当に肉体関係がないこともあります。本当に肉体関係がなければ、多額の慰謝料を支払う義務がある可能性は少ないようです。

ただ、『3回自宅に泊めたけど、なにもしていない』など、客観的に考えて怪しい場合、いくら本当に肉体関係がなくても、裁判などで慰謝料の支払いが認められてしまう可能性があるそうです。(行為中の写真や動画などの証拠を集めるのは現実的に困難ですからね…)

回数だけではありませんが、総合的に考えることが大切です。また、逆の立場で考えることも重要です。自分の夫や彼氏が、女性とホテルに行って、『なにもしていないよ!』と言われた場合、どう感じるでしょうか…?

また、挿入(本番?)しなければセーフ、ではありません。

既婚者だと知らなくても、支払い義務はあるかも!?

『彼が独身だと言っていた』場合、どうなるでしょう?このケースは珍しくありません。本当に既婚者だと知らなかったのであれば、多額の慰謝料の支払い義務が発生しないことも多いそうです。ただ、同じ職場であったり、長期間の付き合いがあった場合は、知らないことが問題となるかもしれません。ちなみに、相手の奥様からすると、あなたが既婚者だと知らなくても、結果的には不倫でしかありません。

夫婦関係が破綻していた、は本当??

『彼から、もう離婚寸前で、夫婦関係が破たんしている!と言われてた』という話もよく聞きます。確かに、夫婦関係が破綻したあとの不貞行為は、慰謝料の支払い義務が発生しないケースもあるようです。

ここで重要なのは、どうしたら夫婦関係の破たんにあたるの?ということです。例えば、別居していたり(単身赴任は除く)、離婚協議中であった場合は可能性が高いかもしれません。

では、『彼が自分で言っていた』場合はどうでしょう?おそらく、不倫するほとんどの男性は、不倫相手に、『奥さんとめっちゃ円満!大好き!』とは言いません。だいたい、『妻とうまくいってなくて…』と誘ってきます。そもそも、既婚者である(既婚者だと知っている)以上、妻に不満があろうと、セックスレスだろうと、『不倫』なのです。常識的に考えて、よほど事情がない限りは、慰謝料の支払い義務が生じるようです。

不倫しても、慰謝料を払いたくない人は、この3点のどれかを主張してきます。ただ、そう簡単に、その嘘は通用しないようです。

もし、本当に慰謝料を支払う義務がないのであれば、早めに弁護士さんに相談すると良いでしょう。

W不倫の場合はどうなる?

既婚者同士の不貞の場合、どうなるでしょうか??

既婚者同士の不倫は、慰謝料が相殺される可能性があるため、慰謝料が請求されないかもしれません。もちろん、相手の夫婦が離婚するのであれば、がっつり請求されるでしょう。

詳しくは【ダブル不倫で夫や妻にバラすと脅されている】をご覧ください。

証拠がない、は支払い義務がない、とは言えない

『肉体関係はあった、既婚者であることも知っていた、でも、相手は絶対に証拠を持っていないはず!』という場合、どうでしょう??

確かに、相手はまったく証拠を持っていないかもしれません。しかし、証拠などなくても、慰謝料を請求されるケースはたくさんあります

なぜなら、不倫相手は意外とあっさり不貞を認めることが多いからです。

離婚しない場合、その人は慰謝料を支払うことにはなりません

奥様やご主人から、『離婚するか、正直に話すか、どっちにする?』と選択を迫られた場合、正直に話してしまう人は珍しくありません。よほど覚悟を持って不倫しているなら別ですが…。

すでに相手が高額な慰謝料を支払っている場合

不貞相手が離婚し、その配偶者に300万円などの高額な慰謝料を支払っている場合、あなたは慰謝料の支払い義務がほとんどない可能性があるようです。ざっくり不倫の慰謝料とは、あなたと不貞相手(彼)の二人で、不貞相手の配偶者(奥さん)に支払うものです。このため、それぞれが300万円を支払うものではなく、合計でいくら、ということが一般的です。ただ、不貞相手が元奥さんに支払ったお金が、慰謝料なのか財産分与なのか? その慰謝料は不貞行為に対するものだけだったのか?(もしかしたらDVもしていたかも)など、一概にはいえません。まずは弁護士さんにご相談されるといいでしょう。

本当に何もない!誤解だ!

『いやいやいや!その人と二人で会ったことはないし、メールもしたことないし、本当に誤解です!』というケースもあります。人違いというか、奥さんが勘違いしていることがあります。

例えば…『酔った上司を仕方なく、家に泊めただけ』『既婚者とメールやLINEはしていたが、二人で会ったことは一度もない』『無理やりキスされた』など、いろいろなケースがあります。

慰謝料を支払う義務がなくても、誠実な対応を!

肉体関係がなければ、よほどの事情がない限り、多額の慰謝料を支払う義務はないそうです。ただ、『支払う義務はないから、無視する!』というのは危険です。無視すれば、いつか相手が勘違いだと気づくでしょうか?そうとも限りません。

『不倫したくせに、無視された!』と怒り、あなたの会社や家に乗り込んでくるかもしれません。もし、会社や周囲に誤解されてしまうと、不倫の事実がなくても、大変な苦労をするかもしれません。

無用なトラブルを避けるためには、しっかりと事情を説明し、不貞行為がなかったにせよ、既婚者と軽率な対応をとってしまったことを、謝罪した方が賢明です。

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※慰謝料を請求されそうなときは、会って話を聞いてくれる、お近くの弁護士さんにご相談されることをオススメします。当事務所では、謝罪文と示談書の作成しかサポートしておりません。札幌近郊にお住まいの方は、札幌の不倫に詳しい弁護士さん(初回相談無料)をご紹介しております。お気軽にお問い合わせください。