浮気している旦那を問い詰めるための手紙

当事務所では【浮気されても離婚しない】をテーマに慰謝料請求書や誓約書、示談書や和解書の作成を行っています。その中で「浮気している夫にどう問い詰めていいか?」という相談が多くあります。このページでは、浮気している夫に奥様の気持ちを伝える手紙のポイントをご紹介します。

 

手紙が一番だと思う

これは浮気を問い詰める手紙の例です。

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夫へ

こんな手紙を書くことになり、とても悲しいです。◯は隠していたつもりかもしれませんが、◯が◯◯さんと浮気していることは、少し前から知っていました。スマホをお風呂やトイレにも持ち込んでいたり、着信音を消していたので、怪しいと思っていました。申し訳ないとは思いましたが、スマホの中身を見ました。ごめんなさい。

LINEで、◯月◯日に、ホテルに行ったことが書いてありました。そのほかにも、「会いたい~」「」などが書いてありました。私はとてもショックで、悲しくて、死にたくなりました。探偵に依頼しようか、弁護士に依頼しようか、いろいろと考えました。

いろいろと考えた結果、◯が正直に認めて、反省し、もう二度と浮気しないと約束してくれるなら、離婚せずに、もう一度、やり直す努力をしたいと考えています。私は本当にいままであなたを愛していましたし、感謝もしていました。浮気されても、この気持に変わりありません。ただ、これ以上、嘘をつくのであれば、もう無理だと思います。

浮気が分かってから、夜も眠れず、頭がおかしくなりそうです。不安で、イライラして、子供にもキツく当たってしまいました。この状態が続くのは耐えられません。冷静に話せそうにないので、手紙にしました。まず、浮気が事実なのか、あなたは離婚したいのか、を教えてください。どうか、本当のことを教えてください。

 

手紙のポイント

これは実際に、浮気をした夫に対して、奥様が書いた手紙をアレンジしたものです。

ポイントは大きく4つです

話し合いはケンカになる

多くの場合、手紙ではなく、口頭で旦那様を問い詰めます。もちろん、それで正直に認める男性もいます。しかし、多くの男性は、テンパって、逆ギレしたり、ありえない嘘をつきます。他にも逃げたり、子供が寝ていても暴言を吐いたり、様々です。口頭だと、奥様が伝えたいことが最後まで話せないこともあります。手紙にすれば、普通は最後まで読みます。また、奥様も絶対に離婚する!とか出ていけ!など勢いで発言してしまうかもしれません。お互いに冷静に進めることで、無駄に傷ついたり、取り返しのつかない発言を避けられます。

離婚しない、を先に伝える

男性は「正直に認めたら離婚されるかもしれない!」「正直に認めたら奥様を傷つけるから嘘をついた!」というケースが珍しくありません。その結果、余計に信頼を失います。こうならないように、先に奥様が離婚しないと伝えることが大切です。

奥様の要求を冷静に明確に伝えられる

口頭の場合「なんで浮気したの?」「私より不倫相手が好きなの?」など、答えようのない質問をしてしまいます。気持ちは分かります。ただ、あまり良い結果にはなりません。手紙であれば、ご自身の考えを冷静に伝えやすくなります。特に奥様がご主人に対して、なにを求めるか、です。ご主人を責めることが目的ではありません。

奥様のツラさを伝えることができる

浮気発覚のとき、男性の多くは自分の保身のことしか考えられません。離婚したくない、どうごまかそう、どうしたら許して貰えるか、などです。残念ながら、奥様のツラさ、悲しみにまで考えが及びません。手紙であれば形に残るので、少しは奥様の気持ちが伝わりやすくなります。

ご主人のプライドを傷つけない

ご主人の性格によっては「そんなにグダグダ言うなら離婚しよう」と逆ギレしたり、「もともとお前のことが好きじゃなかった」と言われます。この発言があると、いくらご主人が冷静になったあとに謝罪し、あれは本心じゃなかった、と言われても再構築が難しくなります。一部の男性はプライドが高いので配慮が必要です。

手紙は責める内容ではなく、裏切られて悲しかったこと、楽しかった思い出、愛していたことなどを書くと効果的です。特に、浮気されたことだけではなく、嘘をつかれたことで傷ついたことも書くといいでしょう。

 

コラム:離婚したくないから嘘をつく

他で詳しく書いたので簡単に。ほとんどの浮気や不倫は遊びです。離婚したいわけではありません。 浮気を認めたら離婚される(はず) → 浮気を認めたくない → 嘘をつく という考えてしまうケースがたくさんあります。つまり、ご主人は離婚したくない、奥様と子供が大事だから嘘をつく、浮気を認めない、可能性があります。このため、【正直に認めたら、離婚しない】という考えを先に伝えることが大切なのです。ただ、浮気された人が離婚しない、と話すのも困難です。このため、手紙がオススメなのです。

 

手紙の効果は

ちなみに例文のもとになったケースでは、幸いにも夫が素直に浮気を認め、再構築できました。もちろん、プライドが高い夫や、奥様を完全に見下している夫は、ここまでしても正直に認めないか、認めても謝罪しません。絶対に謝罪しない夫は、一定数います。ただ、そんな夫でも、離婚したくないのであれば、しっかり考えてから問い詰めた方が賢明です。浮気されたこと以上に、再構築が難しくなります。手紙の内容、渡すタイミングなども重要です。

 

手紙の注意

手紙で注意点をいくつかご紹介します。

子供のため、だけにしない

離婚で最も心配なことは子供への影響だと思います。それは間違いありません。しかし、夫に対して、子供が可哀想だから離婚しない!と伝えても、俺は金さえ払えばいいのか、子供のために結婚したわけじゃない、などと言われることがあります。離婚したくないのは、奥様がご主人を愛しているから、が王道です。

タイミングが大事

これが浮気を問い詰める前なのか、大ゲンカしたあとなのか、によって内容は異なります。また、手紙は1回しか効果はないと思います。何度も手紙を送ってもあまり意味はありません。タイミングとその内容が重要です。

重い女性は要注意

普段から夫に愛している、あなたなしで生きていけない、と言っている奥様は、ご主人から重いと思われている可能性があります。こうした夫婦の場合、あまり情熱的な手紙を書いても、それが嫌、ということもあります。

離婚後のことは書かない

もし離婚するなら慰謝料を請求する、養育費を払え、親に言う、子供に会えないと思え、などは書かない方がいいでしょう。再構築と離婚は真逆です。再構築したいけど離婚するなら…と両立はできません。離婚後のことは、離婚が決まってからでも遅くありません。例えば、じゃあ慰謝料払えば離婚してくれるの?などと言われないようにしましょう。

証拠隠滅や口裏あわせ

手紙を渡して明日の夜に話しましょう、とすると、その間にスマホの証拠を消されたり、浮気相手の女性と口裏あわせをするかもしれません。例えば、目の前で読んで貰う、時間が必要ならスマホを預かるなどの方もいました。

 

まとめ

浮気は手紙で問い詰めるべき!ということではありません。問い詰める前に、探偵に調査を依頼した方がいいケースもあります。ただ、浮気を問い詰めることよりも、その後のことをしっかり考えて欲しい、ということです。これから問い詰める方も、問い詰めて失敗した方も、お気軽にご相談ください。

 

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