1,謝罪文を書くと不利になる?

 

謝罪文や反省を書く、書かないで最も悩ましいことは、謝罪文を書くことで、自分が不利になるのか?という心配だと思います。

「不倫 謝罪文」で検索すると、書かない方がいい、というサイトがたくさんみつかります。理由はほとんど同じで、不貞行為を認めることで、あとから言い逃れできなくなる不倫の証拠を残してしまう、ということです。もう少し、具体的に解説します。

※独身女性と既婚男性を例に書いています。男性は逆に読み替えてください。

 

 

浮気相手が嘘をついている可能性

謝罪文の心配として、浮気相手の男性が奥様に嘘をついている可能性があることです。

例えば、浮気相手の奥様から電話があり、浮気がバレたことを知り、謝罪文を求められたり、書こうと考えたとします。しかし、その浮気相手の男性が妻に対して、「二人で会ったけれど肉体関係はなかった」「ホテルには行ったけどなにもしてない」「肉体関係は1回だけ」と嘘をついている可能性があります。

そんな状況で、自分からすべて正直に話してしまうと、事態を悪化させてしまうかもしれない…と不安になり、謝罪文が書けない、という相談があります。

 

 

証拠がないかもしれない

同様に、謝罪文が不倫の証拠になる心配もあります。

例えば、浮気相手の男性が奥様にスマホが見られて、浮気が発覚し、あなたに連絡が来たとします。しかし、その奥様は不倫の明確な証拠がないため、あなたに謝罪文を書かせて、それを不倫の証拠にしようとしているのかもしれません。そうしたアドバイスをするサイトもあります。

余計な証拠を残したくないので、謝罪文を書きたくない、という相談があります。

 

 

答えはシンプル

冒頭の、謝罪文を書くと自分の不利になるか?という話に戻します。

内容にもよりますが、謝罪文が不倫の証拠の1つとなる、ということは間違いないと思います。ただ、証拠があってもなくても、不倫した事実は同じです。確かに、証拠がなければ、慰謝料は請求されないかもしれません。

答えはシンプルです。

不倫はなかったと嘘をつく、明確な証拠を見せられるまでは認めない、という考えであれば、謝罪文は書かない方がいいでしょう。謝罪文を書く、書かないは、正直に認めて謝罪するか、嘘をついて逃げるか、の違いといえるでしょう。

そもそも、有利、不利、という表現が適切でないのかもしれません。有利とは証拠がないなら慰謝料を払わずに相手に泣き寝入りさせる、不利とは正直に認めて償う、という意味ではありません。

 

 

証拠を残さない謝罪文

反省しているので謝罪はしたいけれど、あまり具体的なことは書きたくない…というご相談も多くあります。それは慰謝料を払いたくない、ということではなく、知らない方がいい事実もあり、それを知らせることで離婚になることを避けたい、という考えです。確かに、言う必要のない事実、優しい嘘もあります。当事務所でサポートする謝罪文は、そうした証拠を残さない書き方、も選べます。

 

 

謝罪する3つのメリット

次に、謝罪文を出すメリットをご紹介します。

 

慰謝料が請求されないかもしれない

不倫された側からすると、慰謝料が欲しいとは限りません。恨み、悔しさ、復讐したい…。そんな感情を解消する手段が、慰謝料請求しか認められていないだけです。真摯に謝罪することで、慰謝料を請求されなかったケースもあります。

 

慰謝料が安くなるかもしれない

裁判例でも、謝罪は慰謝料の金額に影響しています。謝罪しなければ、慰謝料が高額になることもあります。

 

円満に解決できるかもしれない

誠意ある謝罪をすることで、円満に、穏便に解決できるかもしれません。結果的に、専門家に依頼する費用がかからなかったり、無駄な時間を削減できるかもしれません。

他にも、真摯に謝罪したことで

・ダブル不倫だったが、自分の夫や妻に秘密にしてくれた

・同じ会社だったが、会社にバレずに解決した

・奥様から会って話がしたいと言われていたが会わずに済んだ

など、さまざまなケースでメリットがありました。

 

 

謝罪文は許して貰うためではない?

「謝罪文を書いたら許して貰えますか?」「謝罪文を書いたら慰謝料が安くなりますか?」と聞かれることがあります。

正直、それは被害者の方にしか分かりません。そもそも、謝罪文は許して貰うために書く、というものではありません

悪いことをしたら正直に認めて謝罪する、というだけです。そもそも、不倫は一生許されないことだと考えた方がいいでしょう。許さないとしても、それが謝罪しない理由にはなりません。もちろん、真摯に謝罪したことで許された、慰謝料を請求されなかった、というケースもあります。しかしそれは、結果であり、目的ではありません。

むしろ、反省していない気持ちは浮気された人に伝わります。その結果、どうなるかは簡単だと思います。

 

 

弁護士さんの名文

(余計な)証拠を残さずに謝罪するスペシャリストは、浮気してしまった側が減額や交渉を依頼する弁護士さんです。浮気した側の案件に詳しい弁護士さんの中には、素晴らしい?文章を書いてくださることがあります。思わず、なるほど…と感じてしまうほどです。

例えば、「先月の○日に主人とラブホテルに行きましたよね?」という質問に対して、「覚えていないっす!」と答えるのはただのアホです。肯定も否定も無視もせず、浮気された奥様が納得する表現をされた弁護士さんの手紙がありました。

当事務所では、浮気された側からの相談が多いため、こうした浮気した側の弁護士さんが書かれた手紙を読むことも多くあります。そうしたノウハウをもとに、謝罪文の作成をサポートしています。

また、浮気してしまった側の弁護士さんのご紹介で、謝罪文作成サポートをご依頼されることもあります。

 

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